(厚労0519)ワクチン接種を安全に早く!

こんにちは、衆議院議員(四国中央市 新居浜市 西条市)白石洋一です!

私が4月14日の厚労委員会で「介護事業所で、新型コロナ発生の場合の各種支援制度を部局横断的に整理して、利用できるようにすべき。」と質問したことが実現しました。厚労省の皆様に感謝致します。全国の高齢者施設で感染者がでてもあわてずに、これをみて対応されるよう期待致します。↓

https://www.mhlw.go.jp/content/000781139.pdf

5月19日にワクチン接種について、伺った現場の課題について田村厚労大臣に質問しました。自治体には、できるだけ多くの人を安全に短期間に接種することに専念してもらい、それ以外の特に共通事項については自治体が考えたり、協議したりして時間を費やしたり、試行錯誤しなくてもすむように、国の方で、これまでの全国での知見をもとに決めておいてあげるべき、という観点から質問しました。以下概要です。

1 接種応援の潜在看護師やアルバイト等がワクチン接種に関わる。3月からの医療従事者接種には接種対象名簿になかった方々である。就業前に希望者にはワクチン接種されるようにされるべきと考える。県で方針を示したところもあるが、厚労省として、方針をはっきりと示すべき!

→(厚労大臣)「しっかりと、今おっしゃられたように、こういうやり方でやれるのでやってくださいという形で伝えられるようにいたしたいというふうに思います。」

2 看護師、准看護師だけでなく、これからワクチン接種一般接種の際に集団接種等で、問診の記入補助やワクチン接種後の待機中の様子観察などで、社会福祉士など医療、福祉国家資格の専門職からも手伝い、従事して頂くべきではないか?

→(厚労大臣)「一度中央の会の方とも相談をさせていただきたいというふうに思います。」

3 接種においては、「使用済み注射の針指し事故」等の労働災害のリスクもあり、ボランティア保険では弱い。稼働日が少ないワンポイントのアルバイトも含めて雇用契約を書面で交わすべきだが、もしそうでなくても、労災保険の対象となるか?

→(吉永労働基準局長)「仮に口頭の(雇用契約の)場合であっても実態で判断していくということになりますので、実際に雇用されている、働いていらっしゃるような状況であれば当然(労災保険の)対象となるということでございます。したがいまして、今御指摘のような針刺し事故など業務上に起因したものにつきましては、労災の保険の対象になる」

4 地方自治体の首長(また対応にあたる幹部)は、コロナ対応陣頭指揮者であり、危機管理としてワクチン優先接種や予約キャンセル待ちに入れるよう国としてはっきりと方針と線引き基準を出すべきではないか?

→(厚労大臣)「首長さんがやはり行政をちゃんとやるためには私は打つんですとあらかじめ市民の皆様方におっしゃっていただいて、理解を得られればそれでいい話」

→(白石)「矢面に立つようなことはできるだけ首長から取り除いて!」

5 申込制ではなく、時間・場所指定して案内を送る方式(日時指定制)に切り替えれないのか?(時すでに遅しなら、せめて、二回目接種は自動的に3週間後の、同時刻・同じ場所に)

→(正林健康局長)「各自治体において適切に検討いただいているものと考えており…」

(厚労大臣)「自治体がそれぞれどうやっているのか、混乱が生まれたらこれは大変でございますから、これは確認いたしたいと思います」

6 介護施設で新型コロナ感染者が出て、施設で療養をする場合、その介護施設の職員や、そこに応援に入っている方々には、ワクチン接種を、緊急的に割り込みさせてでもできるようにするべきでは?(5月7日厚労委 更問い)

→(厚労大臣)「医療機関に行けずに、治療の代わりに対応しておられる介護従事者の担当者という意味ですかね。ちょっと検討させてください。言われる意味は、もうほとんど医療で対応している人と同じような方だということですね。ちょっと検討させてください」

7 介護事業所での新型コロナ発生の場合の待遇を介護報酬加算などで上乗せするべきと考えるが如何?(知事会提言20210510 「高齢者施設でのクラスター発生時における介護報酬も含めた財政支援や現地の施設内での療養の在り方について検討を行うこと。」)

→(厚労大臣)「結果的にそれで介護施設が採算が合わずに運営できないというようなことのないようには、しっかりしてまいりたい」

8 重症者病床を確保する為(特に、民間の中堅病院を念頭に)、まん延防止等重点措置の県については、重症者病床あたり一般と同じ1,800万円ではなく、緊急事態宣言の県と同じ1,950万円補助とすべきではないか?(5月7日厚労委 更問い)

加えて、緊急事態宣言県の1,950万円も上げるべきではないか?

→(厚労大臣)「なかなか、一千八百万というのも結構それなりに喜んでいただいておると思いますので、有効に活用いただきながら、ほかにもコロナ自体の診療報酬の加算も十分にさせていただいておりますので、そういうもの、これだけではございませんから、全体を御利用いただいて、対応いただければありがたい」

9 ファイザーのワクチン1瓶当たり6人分であるとの割り当てだが、一人0.3mlだと、理論上7.5人分作成でき、注射筒や針への残留分(dead space)があっても約1人分は余る状況。国はこれをどのように対処すべきかはっきりと方針を出して通知すべきではないか?

→(田村大臣)「僅かに仮に残ったとしても、それをまた有効活用してくださいというお願いはいたしておりませんから、しっかりとそういうものはもう破棄をいただくという形でお願いいたしております」

【速記録】
www.shiraishi.cc/20210519-Kourou-sokki.pdf

【愛媛新聞記事「永田町えひめ」20210520】


衆議院議員 白石洋一 (四国中央市 新居浜市 西条市)

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白石洋一(しらいし よういち)のプロフィール
愛媛県第3区<四国中央市 新居浜市 西条市>衆議院議員
東京大学法学部/カリフォルニア大学バークレー校経営大学院(MBA)
日本長期信用銀行・監査法人KPMGニューヨーク事務所に勤務
9・11事件に遭遇し、政治家を目指し、帰郷し立候補
地方創生委員会筆頭理事/厚生労働委員会
立憲民主党
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