路線バス・時代に合わせた維持を!(20240327国交委)

路線バスの運転手が不足し、ダイヤを維持できず減便されたりしています。日本バス協会の調べでは、一万人の運転手が足りない中、2024年問題(ドライバーの時間外労働時間の制限で一人当たりの走行距離が短くなることによる諸課題)を迎え、そして、2030年には3万6千人の不足が見込まれており、このままでは路線バスがどんどん減便されていきかねません。国交大臣に質問しました。

バス運転手数予測

1 二種免許の取得費相当を、二種免許取得して、実際に路線バスなど公共交通部門に従事したら全額支給する制度が必要では?

大臣:白石委員のそういう御提案につきまして、今それについてすぐ実行しますということではないわけですが、今の国の制度は、そういう形でバス会社を支援することになっておりますが、御提案として..受けとめさせていただきます。

国交省の現行対策
www.shiraishi.cc/20240327KokkouSeisaku-1.pdf

2 路線バスの補助要件は現在どうなっているか?その中でバスのサイズは、マイクロバス(約20人乗り)かそれ以下のサイズ(例えばハイエースワゴン10人乗り)までも補助の対象をするべきではないか(現在補助対象車種はバスのカタログ掲載車種に限定されているか)?

大臣:定員十人以下の小型車両についても、地方公共団体が主体となって地域の利用者の利便性を高めるためにバス路線を再編する計画を策定するなど、一定の要件を満たせば補助対象としている

白石:買えるんだけれども条件がつくよ、地域公共団体の計画に載っていればということなんですけれども、そこはもう緩和してもいいんじゃないかなと。バス会社の経営判断で小ぶりのバスにします、それでちゃんと補助が出ますというふうにしていただきたい

国交省の現行対策
www.shiraishi.cc/20240327KokkouSeisaku-2.pdf

3 介護職員には、介護職員処遇改善手当の支給や処遇改善加算がなされているが、公的役割にかんがみてそれらと同様に路線バスの運転手など公共交通の担い手には、処遇改善手当の制度を設けるべきではないか?

大臣:処遇改善につながる運賃改定を促進するため、運賃改定時における運賃算定手法の見直しや運賃改定の迅速化を行うほか、来年度からは、運行費補助について、賃上げに資する運賃改定を行った事業者への支援強化を行う

白石:今、交通確保維持事業があって、そこで補助対象経費というのは予測費用を基に計算しているんですね。予測費用というのは何かというと、事業者キロ当たりの経常費用見込み、この見込みの中に積算があって、人件費もある..。その人件費のところで、ちゃんと一般の産業並みの給与をベースにするということを是非指導して..その計算の手引も改定していただきたい

国交省の現行対策
www.shiraishi.cc/20240327KokkouSeisaku-3.pdf

動画
https://youtu.be/5P4nBMt3W2Q

速記録
www.shiraishi.cc/20240327Sokki.pdf


衆議院議員 白石洋一 (今治市 西条市 新居浜市 四国中央市 上島町)
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白石洋一(しらいし よういち) 衆議院議員
今治西高卒 東京大学法学部卒
日本長期信用銀行勤務
カリフォルニア大学バークレー校経営大学院(MBA)修了
監査法人KPMGニューヨーク事務所勤務
9・11事件に遭遇し、政治家を目指し、帰郷し立候補
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