(地方創1112) 新居浜高専など高専予算増額! 三島駅川之江駅エレベーター設置! 四国新幹線とJR四国支援

新居浜高専など高専予算の増額や用途地域による建築物制限の緩和、の質問、要請を地方創生特別委員会(20191112)にて、北村大臣等にしました。

①用途地域による建築物制限を特に地方において緩和することの要請、②新居浜高専など高専予算の増額要請、③四国の交通ネットワーク維持の為のJR四国の経営支援、四国新幹線についての要請、④駅のバリアフリー化支援について(特に伊予三島駅、川之江駅のエレベーター)、⑤水源の森林が外国資本によって買われてないか、⑥点字ブロックのメンテナンス点検の要請をしました。

①用途地域による建築物制限を特に地方において緩和すること、緩和の仕方について
時代が進むとともに、住環境やライススタイルも変わっていきます。加えて地方では、人口減少が進行しており、新たに建築物を建てる意思と能力のある人に、建ててもらい、住んだり、そしてとりわけ事業をしてもらうことが、町を維持するうえで従来より重要になってます。そこで質問、要請は、
1用途地域による建築物制限を緩和して欲しい
(国交大臣官房審議官)
2また、具体的な基準がない場合、地方に裁量を委ねる形にしても、地方は判断に苦慮し、協議にも対応しかねる場合があるので、規制の緩和の他、国交省としてサポートをして欲しい
(国交大臣官房審議官)
3時代の流れや、地方の特徴に合わせた、用途地域における建築物制限の規制のあり方のこれからの方向性について聞かせて欲しい
(北村地方創生大臣)

②新居浜高専など高専予算の増額要請
国立高等専門学校は、学校のある地域の産業に根差した有為の人材を送り出す教育機関。また、地域企業と学校との連携した研究もあり、地方の産業にはなくてはならない存在です。しかしその予算と教員数がこの10年で6%も減らされています。教員が働きやすい環境があれば教員はより良い教育、研究や、研究成果を社会へ還元する報告や地域企業との連携が進みます。教員が疲弊すれば教育、研究の品質も低下してしまいます。

1 国立高等専門学校の予算、教員数の減少を止め、向上に転換すべきだと思うがご所見如何?
(文科大臣官房審議官)
2 予算編成に臨む財務省文科担当としての受けとめ、意気込みを聞かせてください
(財務主計局次長)

↓その後、2020年1月23日現在: 令和2年度の高専運営交付金は、授業料減免分は別項目となったのを加え、予算策定の過程で15か月予算として、施設整備費が補正予算に入れられたことを加味すると、667億円で、前年(626億円)比約42億円増加です(なお現在予算審議中です)。
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③四国の交通ネットワーク維持の為のJR四国の経営支援、四国新幹線についての要請
1鉄道は四国の交通ネットワークの柱であり、鉄道がなければ生活に非常に不便をきたすし、産業上も鉄道は必要不可欠で、また大事な観光資源です。JR四国の路線収支が厳しい状況となっています。H31年3月22日に路線別の収支が初公表され、四国の路線18に分けてそれぞれの営業係数が明らかになりました。瀬戸大橋を除き17路線が赤字となっており、瀬戸大橋の黒字も、他の赤字をカバーするには程遠い状況です。国から交付された経営安定基金2082億円の運用益は低金利によって運用益が減少しています。四国の交通ネットワークの維持には、四国の地域をつなぐ鉄道網は必須。その為、JR四国は今後も鉄道の運営をしてもらわなければなりません。運営には、経営が成り立たなければならず、その為の支援策を検討しなければならない時期に入ってきている。支援策策定に向けた国の工程は如何?
(支援策の21年度法改正に向けて。根拠として交通政策基本法もあり)(今後も低金利時代が続きそうであることから、新たな軸となる支援の在り方を検討する、実行する時にきていると思うが)
(国交鉄道局次長)

2時代は今後、交通の高速化と自動化の時代になりつつあります。そのような時代には高速での主要都市間移動のツールとして新幹線が必要との意見が強い。また、先に述べた四国の交通ネットワークの将来像と、それを支えるJR四国の運営でも、新幹線の有無によって、大きく異なるものとなる。整備新幹線の決定は、着工はさておき、早くしなければならない時になっているが、政府の検討は如何?
(着工は先にしても、どこにするか(基本計画から整備計画に格上げする為の基礎的調査に取り組むこと)は早く目途をつけないと四国の交通ネットワークの将来像が描けない)
(国交鉄道局次長、北村大臣)

④駅のバリアフリー化について(特に伊予三島駅、川之江駅のエレベーター)
障がい者に対する合理的配慮としてだけでなく利用者の高齢化によって、階段は昇り降りが難しく、公共の場ではバリアフリー化、具体的にはエレベーター設置が望ましい。愛媛の特急の停車する駅は、ほとんど全て跨線橋があり、階段がある。全ては無理にしても、特急停車駅をまず整備して欲しい。東予東部3市でいうと、エレベーターがあるのは新居浜駅、伊予西条駅の2駅。一方、エレベーターがないのは四国中央市の川之江駅、伊予三島駅、そして西条市の壬生川駅の3駅。
国の駅舎バリアフリー化への補助の目途で、一日乗り降り客数が3000人としているとのこと。これは駅舎の構造で標準的な、改札入ってすぐに一方のホームがあって、他方行きの列車は線路をまたぐ跨線橋(こせんきょう)を越えた向かい側のホームで乗車するような駅の作りの場合などである。愛媛県の伊予三島駅、川之江駅はどちらも、登り線に乗るにせよ下り線に乗るにせよ、階段を使う必要がある構造である。そのような構造の場合は、補助条件は一日昇降客数3000人の二分の一の1500人とされるのが合理的で、補助の対象となりえると思うが如何?
(国交鉄道局次長)

⑤水源の森林が外国資本によって買われてないか
1 水源を含む山林が外国人によって買われているとの噂が絶えないが、国としてはどう現状把握をしているか? 外国人による所有 外国企業による所有
2 政府で把握している状況は、全てを網羅しているのか?抜け落ちの可能性がある分野やケースは?
3 所有・利用を制限する法規制はあるのか?
4 あれば運用状況は?(購入・利用につき取りやめさせたり、不許可の事例の有無)
(林野庁森林整備部長)

⑥点字ブロックの点検の要請
点字ブロックの施工や、維持管理に不備があることがあり、利用者等が発見の都度、連絡して補修してもらっている。これは国道、県道、市道かかわりない。この問題に網羅的に対処する為、全国的に一斉点検する、それも今後、定期的行うべきだと思うが如何?
(国交道路局次長)

動画
https://youtu.be/viDCWUrIyMA

配布資料
www.shiraishi.cc/20191112地方創生委-高専JR建築/20191112地方創生委配布資料.pdf

議事録
www.shiraishi.cc/20191112地方創生委-高専JR建築/20191112地方創生議事録y.pdf